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入れ歯がどうしても合わない(インプラント症例:50代女性)
症例
上記症例
この症例も術前写真がなくてすいません。
50代女性の方です。
主訴:前歯科で入れ歯を作って長年使っていたがどうしても合わないのでいい方法がないか知りたい
現状
赤丸の歯がないところに義歯がはいっていました。口腔内写真でみてわかる通り入れ歯を入れるスペースがほとんどありませんでした。そのため前後の歯に入れ歯の針金がうまくかからなくて安定しなかったと考えられます。また前後の歯も虫歯で崩れかけていました。
治療方針
前後の歯2本は虫歯もそうですが歯根周囲の病変もあり予後不良と判断し抜歯しました。そしてギリギリスペースのあるところにインプラント埋入し咬合を復活させようと計画しました。
治療期間
およそ6~8か月間程度です。治療回数7~8回くらい
①診査診断
②予後不良歯抜歯
③骨が出来たのを確認しインプラント体埋入
④インプラント体と骨が接合したのを確認し被せ物(ジルコニア)装着して完成
結果
しっかりインプラントが骨と接合したのを確認して被せ物を入れています。一番奥(7番の歯)のところはインプラントを入れるスペースがないため入れていないです。また6番目の歯まであれば食事にはそこまで困らず歯磨きもしやすいため7番目にインプラントを入れるのは個人的にはすすめていません。
費用
自由診療のとなるため1本あたり
インプラント埋入(手術)220,000円(税込242,000円)+被せ物(ジルコニアクラウン)110,000円(税込121,000円)+骨造成30,000円(税込33,000円)=360,000円(税込396,000円)
2本で792,000円(税込)
治療におけるメリットデメリット
メリット:インプラントは入れ歯と違い天然の歯とほぼ同じように食事をすることが出来ます。ブリッジが出来ない部位にも適応することが出来ます。見た目も天然の歯に近い形を再現出来ます。
デメリット:自由診療のため費用がとても高額になります。また治療期間が最低でも3か月以上かかるため根気よく通う必要があります。外科的治療があるため処置部位が化膿してしまい上手くいかないことが稀にあります。
インプラントの注意事項:ここが一番大事なのですがインプラントは天然の歯以上に繊細なため歯磨きをサボると歯周病になり抜け落ちることがあります。歯磨きをあまりされない方、上手く歯磨きが出来ない方にはおすすめしていません。インプラントは被せ物を入れてからが本番です。ご自身での日々のお掃除+定期的なクリーニングに通って頂いて管理していくことが長持ちの秘訣になります。
入れ歯がどうしても合わずインプラントを検討しているの方はお気軽にご相談お願い致します。
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小泉歯科医院