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動かない義歯を作りたい(インプラントオーバーデンチャー)

症例
上記症例
主訴:下の総義歯が安定しなくて食事が出来ない。上もしっかりした義歯を作りたい
現状
すでにインプラント処置を終えた状態となりますが。歯が複数残っているのが上顎です。上顎は歯が5本ほど残っています。下顎は完全な無歯顎となっていました。金色に光っているのはインプラント体となります。ご自身の歯は1本もありません。
治療方針
患者さんは70代とご高齢でありますが、下顎の義歯がどうしても動いて食事が出来ないと長年困っていました。普通の総義歯ではもうどうにも出来ないためインプラントを使用したインプラントオーバーデンチャーを提案しました。これは下顎の骨にインプラントを打ち込んでそれに維持装置を装着することで義歯を固定する方法になります。インプラントの本数は2本ほどあれば十分固定できると診断しました。
治療期間
およそ半年程度です。治療回数かなり回
事前処置(抜歯、う蝕治療、口腔内クリーリング)
上記処置は別に数回かかっています。
①インプラント体を埋入
②3か月ほどでインプラント体が骨と癒着したのを確認
③義歯印象
④噛み合わせの確認
⑤見た目の確認
⑥義歯完成
結果
上顎は通常の金属床義歯となっております。針金が目立たないタイプで作成しておりかなりぴったりはまっています。下顎は裏面にポッチがついておりこれがインプラントにはまり強い維持力をだします。取り外し式ではありますがかなりがっちりついているため食事中でも外れないため満足されています。この維持力もその人の扱い方に合わせてある程度強めたり弱めたり出来ます。
費用
自由診療のとなるため
上顎ノンクラスプ金属床義歯275,000円(税込)
下顎インプラントオーバーデンチャー:インプラント体2本484,000円+義歯385,000円(税込)
合計114,4000円(税込)
事前治療(抜歯、う蝕治療など)に関しては保険診療で対応しています。
治療におけるメリットデメリット
メリット:歯がない総義歯でもインプラントによる維持力があるため義歯がとても安定します。義歯で取り外し式のためお手入れがとても簡単です。食事が劇的に改善します。
デメリット:自由診療のため費用が高額となります。やはり義歯のため義歯の厚み分の違和感は劇的には改善できません。インプラントを埋入する外科処置があるため処置時低確率ではありますが感染のリスクがあります。また下顎骨にある程度骨が残っていないとインプラントを入れることが出来ません。
義歯でお悩みの方はお気軽にご相談お願い致します。
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